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■キャブ損害保険 |
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ハイタク見聞録
このエッセイは、企画営業部のスタッフが、 全国のタクシー会社・バス会社の
皆様との交流の中で 思うところをとりとめもなく、記するものです。時には
失礼な表現が含まれることもありますが、 寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸いです。
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錦の御旗 |
K.K |
東京では運賃値上げに対し反対の意見も出て足踏み状態であるが多少値上げ幅は小さ
くなっても秋にはお約束どおり上がるだろう。しかしいつまでも許認可事業ですとい
う前提で無理を言っているとすべてを失う。なぜなら役所でさえ一般企業と同じサー
ビスを求められる時代に公共サービスだからといって同じものを高く買え、あるいは
私企業の従業員の給与を負担してくれ、それが嫌なら利用しなくてよい、などという
理屈は通らない。まさにタクシー業界の常識は日本の非常識である。ましてこの値上
げでさらに利用者が減少するであろうから、大多数が必要としている、大多数が利用
している、という公共サービスの前提をどんどん手放していることになる。タクシー
業界がまず守るべきは公共交通機関という錦の御旗であろう。
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代官様 |
K.K |
NPOや個人がわずかの報酬で病気のお年寄りを病院まで運ぶ、それを国交省とタクシー業界が邪魔をする。悪代官と商人が結託して病人の布団さえ剥いでいく、まるで時代劇の一幕である。こんなシーンをサンデープロジェクトの特集で放映していた。確かに収入の少ない老人にとってタクシー代は高過ぎるかもしれないが、白タク行為であることは明らかである。また老人と同じように地方のタクシー会社とドライバーの収入は少なく、立場が変われば彼らも布団を剥がれるのに等しい。しかしいつの時代も世間の目は金儲けの権化と映る「あきんど」には厳しく、冷たい。またいつの時代もいざというときの代官様はまったく当てにならないのである。
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若葉マークの経営者 |
S.Y |
新免業者のなかには5台で始めて2〜3年で30台くらいに成長している会社がたくさんある。特に市場性のある東京近郊に多いが、他の業種でこんな短期間で規模を6倍にすることなど夢の夢だろう。例えば飲食店なら3年以内で廃業する確率は50%以上だがタクシーは10%に満たない。また現金商売だから無駄働きもなく、資金も回る。なにより給料も歩合の変動費だから赤字のリスクも極めて少ない。成功した新免社長の言うには、安全運転が必要な若葉マークの経営者には向いている、とのことです。
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