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■キャブ損害保険 |
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タクバス見聞録
このエッセイは、企画営業部のスタッフが、 全国のタクシー会社・バス会社の
皆様との交流の中で 思うところをとりとめもなく、記するものです。時には
失礼な表現が含まれることもありますが、 寛大なお気持ちでお読み頂ければ幸いです。
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イメージ |
Y.K |
観光タクシーを年配の知人に薦めたところ、タクシーの運転手と長時間ご一緒したくないと断られた。もちろん若い女性には問題外なので話題にもしないことにしている。兎に角、普段の流しタクシーでのイメージが悪い。ところが実際に利用した人は親切、真面目、楽しい、面白いなどのことばをふんだんに織り込み、褒めてくれる。もちろん観光タクシーに従事するドライバーは選ばれた人だから当然のことだが、イメージの世界で悪貨が良貨を駆逐していることは痛感せざるを得ない。
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タクシー道 |
S.Y |
海外旅行に行くとタクシー事業は永遠に不滅だと確信する。発展途上国も先進国でもすずめの類と同じで少々、色、形は変わってもいつも身近に存在する。と同時にタクシーサービスとは単純送迎、それこそ神様の与えた仕事、利口ぶってあまり考えすぎないほうがよいかもしれない。単純送迎こそタクシー道。その道を極めればよい。
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IT |
N.A |
タクシー業界もご多分に漏れず、IT化を叫ぶ。しかしITの主役は若者。その消費の感性は野性そのもの。残念だが規制業種は、仕掛けの臭いがする。だから彼らはこれまでもこれからも、近づかない。罠にかかるのは鼻の効かなくなった老ライオンだけ。
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求人秘策 |
S.S |
目標があるからこそ、悲しいこと、苦しいこと、そして日々の単調な繰り返しも辛抱できる。そして目標を語るからこそ家族の協力も得られる。そしてその目標のひとつに独立、起業がある。幸いタクシー業界には個人タクシーという投資リスクのない確実な独立、起業が用意されている。まして若い人は車仕事が大好き。おまけに自分の好きな車種で営業できる仕事は他にない。そこでご提案。これからの求人広告には「目標、個人タクシー独立への道」と見出しを打ち、セルシオやベンツに乗ってしっかり稼ぐOBたちのインタビューを載せればよい。板前だってコックだって小さくても自分の店を持つ目標があるからこそ辛い修行に耐えている。
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安全 |
I.M |
タクシー会社を訪問するとたいてい安全という標語を目にする。しかしレストランで食中毒を出さないのは当たり前のようにこれって目標ではなく、常識。だって安全の反対は危険ですから。要は安全もサービスのひとつ。やっぱり目標は日本一のサービスにしましょう。
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警鐘 |
T.G |
安いに優るサービスなし、というと東京のタクシー業界の人は必ず言う。東京は大阪と違う。安さよりサービスを選ぶのが東京人だと。それなら別の言い方に変えよう。同じものなら安いほうを選ぶと。
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5・5台風 |
K.K |
ビジネスの風はいつも西から吹いてくるが、来年は台風襲来となる。というのは大阪の5・5割引が来年秋、東京に上陸する。 先日テレビでオリーブタクシーの個性的な社長が面白おかしく進出宣言をしていた。すでに大阪から進出して、中途半端な7000円超え30%割引で苦労している東京中央タクシーも追随するだろう。この割引は夜のロング客に圧倒的な支持を受ける。それは大阪での経験で実証済み。嫌だ嫌だと言っていたタクシー会社も結局、その渦に巻き込まれてしまった。一寸先の闇が次第に近づいている。
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仏に魂 |
Y.K |
東急バスではドライバーをサービスプロバイダーと呼ぶ。また代官山あたりの路線バスは可愛い小型バスを使用し、若い女性が運転している。この会社は大きなリストラを実行したようで中高年はほとんどいない。それは確かに見た目のイメージアップになっているが、毎日利用する通勤バスのサービスプロバイダーが挨拶するのは入社当初だけ。あっというまに仏頂面の運転手に変貌する。仏に魂が入った本物の経営は容易ではない。
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オトメ |
S.Y |
最近地方で女性の経営者が増えてきたように思う。パターンは経営者の娘さん。これまでは男社会のタクシー業界を嫌って結婚と同時に外に出ていたし、まず独身時代でも手伝っている人もほとんどいなかった。 その女性経営者の眼の付け所がよい。例えば子育て支援サービスなど、お客様の対象を無理なく(男の経営者は見え見えでわざとらしい)女性と子供においている。他の業種、ファッションでも飲食でも雑誌でも車でもそれぞれ、イメージ向上と業績拡大のターニングポイントは女性と子供を意識し、その方向にハンドルをきったときである。がんばれオトメ。
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率先垂範 |
S.S |
「自分が寝てて人を起こすな」というのは管理者、経営者にとって胸にぐさりと突き刺さる表現ではないですか。
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